ルネ・マグリット (René Magritte)（1898年-1967年）は、ベルギーの画家で、 シュルレアリストです。「シュルレアリスム」とは、現実主義を意味する「レアリスム」に「超」を意味する「シュル」がついたもので、「突き詰めた現実」から意識ではコントロールできない物事を描き出そうとする流派と解釈されています。

マグリットの作品では、ある物が現実的にはありえない場所に置かれていたり、ありえない大きさで描かれたりしています。マグリットの絵画が人々に衝撃を与えるのは、人は固定観念に縛らわれやすく、それを少し崩すだけで簡単に驚きを与えられるからとされています。

2023年9月、宇都宮美術館で「大家族」を鑑賞しました。曇天の空を周囲として、青空がデコパージュされた鳥が描かれています。「大家族」のタイトルに込められた意味をいろいろと連想したくなりますね。