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「花の洗礼」藤田 嗣治(レオナール・フジタ) 1959年 パリ市立近代美術館所蔵
「花の洗礼」には、3人の女神たちに、天使から花びらシャワーが注がれています。
西洋的のようで日本人のようでもある女神たち。春の訪れとともに天上人が舞い降りてきたような世界は、藤田嗣治自身がフランス国籍を取得してキリスト教信者として洗礼を受けた喜びが表現されているようです。
藤田嗣治は、東京美術学校卒業後にフランスへ渡り、エコール・ド・パリの代表的画家として活躍しました。裸婦に代表される「乳白色の肌」の優美な美しさで知られています。
テレサ福岡天神ウィメンズクリニックを開院した時には、受付正面に「花の洗礼」を飾っていました。
3人の女神が、クリニックの理念である「産科、婦人科、メンタルヘルスの3分野に対して診療すること」と、「思春期、周産期、壮年期の3世代がつながりを持って受診していただくこと」とのイメージが重なりました。
テレサ美術館へ来られた方へいろいろな美術作品を御覧いただけるように、少しずつ展示を変更しています。また「花の洗礼」を見ていただけることを楽しみにしています。