子宮頸がんを予防するためには、性交渉をしたら定期的に検診を受けることが重要です。
HPVワクチンは、HPVに感染しないことで子宮頸がんを予防します。初めての性交渉の経験前に接種することが効果的です。
子宮頸がんになりやすいハイリスクのHPVの種類が分かっていて、現在日本では4つの型のHPVの感染を予防する4価HPVワクチンが小学校6年生から高校1年生までの女の子を対象に公費によって無料で受けることができます。
その年齢を過ぎても効果がないわけではなく、20代、30代でも希望すれば自費で接種できます。現在の接種対象は45歳までとなっています。
海外では90%以上の子宮頸がんを予防すると推定されている9価HPVワクチンが公費接種されており、日本では2021年2月末に自費で接種可能となりました。
HPVワクチンは子宮頸がんの予防に一定の効果が期待できますが、100%予防するものではありません。
HPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。
ワクチンを接種した後も、子宮頸がん検診は定期的に受けるようにしましょう。