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アロマセラピストからのお話

Aromatherapist

「生活の中で使われる香りと
アロマセラピーは同じ?」- Story 01 -

アロマ外来を担当している、看護師でセラピストの平沢鈴香です。
テレサ福岡天神ウィメンズクリニックのアロマ外来で、月に2回、香りを通して心身ケアを行っております。
今回は香り、アロマセラピーについて書いていきたいと思います。

最近、香りに触れることが増えてきました。
様々な製品に香りが使用されていたり、部屋に香りを放ったり…と
生活の中に心地良い香りを取り入れることに積極的になってきているように思います。
そうした生活の中で使われる香りとアロマセラピーは同じものでしょうか。実は同じとも、同じではないとも言えるのです

生活の中で使われる香りのほとんどは、人工的に作られています。
香りは数十から数百といった芳香成分から成り立っているため、例えばラベンダー風の香りを作りたい時は、天然のラベンダーの大まかな芳香成分を合わせると人工のラベンダー風の香りを作ることができます。
人工と天然のどちらが良いとか悪いとかではなく、どちらが心地よく感じるかを実際に手にしてみて嗅いでみると良いかもしれません。

では、テレサ福岡天神ウィメンズクリニックのアロマ外来で扱っている精油(エッセンシャルオイル)とはどのようなものでしょうか?
精油は、花、葉、果実の皮、樹皮、根など、様々な部位から作り出されています。植物が虫から身を守ったり、エネルギーを蓄えたりして、生きていくための物質を備えているのです。その一部が芳香成分、「精油」です。

では、その香りの成分はどのように私達の身体の中に入り作用するのかというと、芳香成分が鼻に入って、鼻の粘膜にある受容体がキャッチすることにより、電気信号を通して脳の大脳辺縁系という場所に届けられます。大脳辺縁系は本能で判断する場所と言われていて、瞬時に好きか嫌いか、良いか悪いかを判断しています。また大脳辺縁系は、自律神経やホルモンバランス、免疫などを司っている場所でもあるのです。
そのため、香りが、自律神経の調整に良いとか、ホルモンバランスに良いと言われるのは芳香成分がダイレクトに大脳辺縁系に届くからなのです。

精油は薬ではないので、すぐに心身の不調が良くなることはないのですが、日々の生活の中に取り入れることで、気がついたらなんとなく不調が和らいだ、気分のアップダウンが小さくなったということが起こる可能性があるかもしれません。

心地良い香りが身近にあると、気分を一切り替えられます。忙しい時、気持ちが優れない時、リフレッシュしたい時など、試しに香りを使ってみませんか?

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