子宮の内膜組織が子宮の筋肉層に入り込んでしまう病気で、30〜40代に多く見られます。子宮筋腫と同様にエストロゲンが関係していますが、病変と子宮筋層との境界が分かりにくいことが異なる点です。月経痛、月経量が増える、月経期間が長くなるなどの症状が悪化して気づきます。
治療法としては、ホルモン剤や子宮内に器具を入れて月経を止める方法があります。また手術もできますが、病変だけを切除することが難しいケースもあります。妊娠を望む場合はホルモン剤などが使えないので、鎮痛薬などで対症療法を行うこともあります。